Index
HOME「地球交響曲」公式ガイド第四番撮影日誌
●ジェリー・ロペス編オレゴンより
2001年2月1日
雪のオレゴンに来ています。地球交響曲第四番最後のロケです。



あのジェリー・ロペスが今、オレゴン州バチェラー山のふもとに移り住んで毎日スノーボードを楽しんでいます。熱帯の海、インドネシアのGランドで思い切りサーフシーンを撮り、インタビューも素晴しかったので、充分すぎるほどの素材があったのですが、珊瑚礁の海と雪のオレゴンという対照的な大自然の中にいるジェリーをどうしても描きたかったので、厳しい予算の中で敢えてこのロケを敢行しました。



奥様のトニ、11才になるひとり息子のアレックスと3人で白銀の世界を楽しむジェリーの姿は、巨大な波にひとりで挑戦するジェリーの姿とも対照的にみえます。しかし、この一見正反対に見えることが、実は深いところで強くつながれている。例えば、12月ハワイ沖に巨大な波を運ぶのは日本近海で発生しアラスカで発達した冬の低気圧です。その同じ低気圧が北米西海岸のオレゴンの山々に雪を降らせるのです。アフリカのロケから帰国してわずか4日でオレゴンの雪の中ですので、気温40度近い熱帯から、マイナス15度の雪山に移動したことになります。
でも、だいじょうぶ。この気温の変化はガイアの生命活動の現われですので、ジェリーの言葉を借りれば”flow with it, be part of it”ということです。
2月5日に帰国します。いよいよ編集作業に入ります!



Back

Copyright Jin Tatsumura office 2000