HOME
>
「地球交響曲」公式ガイド
>
第二番
>
第二番出演者 第一番|第三番|第四番|第五番|第六番 |
▼第二番出演者 ジャック・マイヨール 素もぐり105メートル記録保持者、イルカの友・フランス 1927年上海生まれ。10歳の時、佐賀県・唐津の海で、初めてイルカと出会う。30歳の時、マイアミ水族館でメスのイルカ、クラウンと運命的な出会いをし、そのクラウンから自然に、イルカと同様の長時間の素潜りや水中遊泳のやり方を学んだ。 1976年、素潜りで水深100mを越える記録をつくり、人間の生命力に関する科学の常識を破った。ヨガ、禅など東洋の叡智を学び、人間は心の持ち方一つで常識をはるかに越えた能力を発揮しうることを身をもって示した。 2001年12月23日、イタリア領土エルバ島カローネの自宅で自らの命を絶った。 ジャック・マイヨールの言葉 「大自然の大気中には、全ての生命を生かしている見えないエネルギー、プラナが満ちている。このプラナをスムーズに体内に取り入れる事に依って、最大限の生命力を発揮できる。」 「呼吸は、大宇宙の母と、その子宮の中で育まれている私達とを結ぶ、へその緒の様なものだ。」 「イルカは高度な“知性”を持ちながら、自然と完全に調和して生きている。その生き方から学ぶことに依って私達も、自然と調和する道を知ることができる。」 「鯨達との交感に言葉はいらない。コミュニケーションではなく、ハーモニーするのだ。」 「水深100メートルの青い静寂の中で聞こえる音がある。それは、音というより、宇宙の大いなる生命の響き、ヨガのマントラ“オーム”に似ている。 14世ダライ・ラマ法王 チベット仏教最高指導者、東洋の叡智・チベット ダライ・ラマはモンゴル語で「大海のような深い知恵をもつ聖人」という意味。 観音菩薩の化身としてこの世に遣わされたと言い伝えられる。初代ダライ・ラマは15世紀に出現、代々転生を重ね、現法王は第14世。1935年チベット東北部の寒村タクツェルに生まれた現法王は、2才の時13世の転生として正式に認められ、1940年4才の時14世として即位。以後、チベット仏教の厳しい修業を重ね、中国のチベット合併以来、 数奇な運命を辿りながら、全人類の慈悲心の目覚め=意識進化を唱え続け、今、宗教、民族、国家の枠を越えて世界の人々の尊敬を集めている。彼は、ホーキング、ニールス・ボア、フリチッヨフ、カプラなど世界的物理学者や政治指導者、文化人と数多く出会いを重ね、その幅広い知識と豊かな人柄で、東洋の叡智と西洋の調和に基づく全人類の宇宙的覚醒を説く。1989年ノーベル平和賞受賞。 ダライ・ラマの言葉 「あらゆる事象は心より生じている。」 「21世紀は、人類が過去にネガテイブな体験を通して学んだ事を、ポジテイブなものに 転換していく時代である。」 「人類には、遠い未来について考える能力がある。 この能力を建設的に使うか、破壊的に使うかは、心の動機に依る。 良い動機こそ、もっとも大切なものだ。」 「利他、慈悲、共生は、人類の魂の本来の性格である。全ての人々がその事にめざめる事こそ、今後も必要なことなのだ。」 「魂の覚醒にとって、科学的な説明はもっとも大切なものの一つだ。」 「心=意識にも様々なレベルがある。普通私達が自分の心だと思っているものは、 もっとも粗いレベルの心であり、それは肉体の消滅とともに消滅する。 しかし、極微のレベルの心は、永遠に消滅する事はない。輪廻転生するのは このレベルの意識である。」 佐藤 初女 日本のすてきなおばあちゃん、日本の女性の生活の中の叡智・日本 佐藤さんは幼い頃、教会の鐘の音に惹かれ、何度も教会の前にたたずんだという。 “いったい誰がどこで鳴らしているんでしょう” 老人ホームを訪問したり、様々な生と死の出会いを重ねていくうち、「心だけは人に与えることができる」と思い立った佐藤さんは自宅を開放、ろうけつ染めを教えるかたわら、 30年にわたり心を病んだ人々を受け入れてきた。 訪れてくる人が増えていく中、佐藤さんは森の中に憩いの場、やすらぎの場をつくりたいと夢見るようになる。佐藤さんを母のように慕う人々によって、1992年10月、 岩木山麓に「森のイスキア」が完成、佐藤さんの夢が叶った。 そこにまたひとつ、小さなエピソードが生まれた。昨年11月、米国コネチカット州の ベツレヘムにある修道院から鐘が送られてきたのである。200年近い歴史を経てきた鐘 佐藤さんは、雪解けを待ってリンゴの花が咲きほころぶ頃、この鐘の音を「森のイスキア」で響かせたという。 季節の移り変わりの中で、人の生と死に立ち会い、生きる喜びを分かち合っている佐藤初女さんを、弘前の四季とともに綴っていく。 佐藤初女の言葉 「長い冬に耐えて雪解けと共に芽ばえたふきのとうの生命をいただいて、おひたしや天ぷらをつくる。ただ“おいしく食べさせて上げたい”という心を込めて料理した時、そのふきのとうの生命が、“おいしさ”になって食べる人の生命を活かし、心を癒してくれるのです。」 「お漬物が呼ぶんです。もうこの石は重いって、だから夜中でも起きて小さい石にとりかえるんです。」 「放っておいたら腐ってゆく自然の生命に手を加えることに依って、別の生命となって生きていただく。お料理とは生命の移し替えなのかも知れません。」 「私の祈りは、“動”の祈りです。毎日毎日の生活の中にこそ祈りがあります。」 「自分が喜びに満たされると、人は必ずその喜びを分かち合いたいと思うようになります。霊的な喜びこそ、人間の最大の喜びです。」 フランク・ドレイク 天文学者、宇宙生物学者、地球外知的生命探査計画の父・アメリカ 1930年生まれ。 カリフォルニア大・サンタクルーズ校 天文学・宇宙物理学教授SETI(地球外知的生命探査)研究所長。 1960年、世界で初めて、地球外知的生命の探査を実施した(オズマ計画)。以来34年間、広大な宇宙でのET探しを続けている。宇宙から降り注ぐ様々な電波の中 から、人工的な電波信号を見つけ出す基本的な方法を生み出した。又、地球外文明の数 をみつもる式となる「ドレイク方程式」の生みの親でもある。1974年には2万4千年光 年彼方へのヘラクレス座M13に向かって、地球人類からのメッセージも発信した。 自分の生存中、あるいは人類の生存中には、決して答えが返って来ないかも知れない、 はるか彼方の宇宙の見えない仲間に対して、問いかけ続けるのは何故だろうか。 コーネル大学教授時代には、深夜、天文台でET探査を続けるかたわら、命の緊急電話 (自殺防止電話)のボランテイアも続けていた。 フランク・ドレイク博士の言葉 「夜空に輝く星の大部分は ゛太陽 ゛であり、我々の銀河系だけで約2000億の ゛太陽 ゛がある。その内、半分は地球のような惑星を持っているので、我々の銀河系だけで1000億の星に生命が生まれている可能性がある。」 「技術文明が最高度に進歩すると、ムダなエネルギーを外部に放射しなくなるので、今の我々の技術では発見できなくなる可能性がある。」 「ドレイク方程式に依れば、今、我々と交信可能な宇宙文明は20万から200万はあると考えられる。」 「宇宙に関して、我々はまだ何も知らない子供のようなものである。宇宙の真の姿を知ることに依って、今の常識をはるかに越えた知識を得ることができるはずだ。」 「宇宙人へのメッセージは、私たち自身へのメッセージでもある。」 「全ての科学は、未来の世代のものである。」 「人間も、樹も、草も、動物も、そしてETも星のかけらでできている。 その意味で我々はみな兄弟であり、近い親戚なのです。」 Copyright Jin Tatsumura Office 2000-2008 |