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●ラブロック氏は科学好きの少年 by龍村仁 |
ラブロック博士の2日目3日目は、自宅を出てコーンウォール地方の大きな自然の中での撮影をしました。 ストーンサークルでは5000年前の人達も20世紀末の我々の違い、ガイアと人間の関係等について素晴らしい話が聞けた。 火山の噴火跡に出来た丘の上の教会では、科学者の発言としては珍しい、「聖なる体験」の話をしてくれました。 ガイアの営みとして、風が果たす役割についての話は名嘉睦稔が沖縄の風について話してくれたものと深く通ずるものがありました。 又、40年以上も、独立の科学者として生きて来た体験から、これからの時代は、子供達が一人一人自分自身の道を、自分自身のやり方で生きて行くことが、大切であると話してくれました。 ラブロック博士は子供の頃「マッド・サイエンティスト」というニックネームをもらっていた科学好きの少年でした。 彼の自宅の研究室は手造りの機械が沢山並んでいて、まるで映画「バック・トゥ・ザ・フゥ−チャー」にでてくる研究室の様です。 ここからフロンガスを検出する世界的な研究が生まれたのかと思うと、感動的でした。 ラブロック博士は7月26日に81才の誕生日を迎えます。 この日が我々の撮影のクライマックスになると思います。 日本からもって来た夏用の作務衣と下駄をプレゼントしようと思っています。ラブロック博士の撮影もいよいよ大詰です。 7/25 龍村 仁 |
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