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「地球交響曲」公式ガイド
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第四番
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●地球交響曲第四番 |
21世紀は、人類のあらゆる営みの基盤にやわらかな“霊性”(スピリチュアリティ)が求められる時代になって来ると思います。 教育、文化、芸術の分野ではもちろんのこと、従来は“霊性”とは縁遠いと思われていた政治、経済、科学などの分野でも、それが最重要な課題になってくると思うのです。 なぜなら、“霊性”を持たない人類の営みが、我々人類だけでなく、この地球の全生命の未来を危うくしていることに、もう誰もが気づき始めているからです。 “霊性”とは、私たちひとりひとりが、日々の何気ない営みの中で、 「自分は、母なる星地球(ガイア)の大きな生命の一部分として、今ここに生かされている。」ということを、リアルに実感できる、その力のことをいうのです。 自分の内なる“霊性”に目覚めることによって、人は謙虚になります。 日々の出来事に対して、感謝の気持ちを持って対処できるようになります。 自分以外の生命のことを、本気で考え、行動し、祈る、ことができるようになります。 遠い未来を想い、遙かな過去を感じる力だって増してくるでしょう。 見えないものを見る力、聴こえない音を聴く力だって甦ってくるかもしれません。 そしてそのことが、結局、自分自身を最も幸せにするのだ、ということに気づき始めるのです。内なる”霊性”に目覚めるのに、必ずしも旧来の宗教が必要だとは思いません。 21世紀に生まれ、育つ子どもたちにとって、“霊性”に目覚める道は無限にあります。 科学、芸術、スポーツ、教育、経済、政治・・・・、 100人の人がいれば、100通りの道がある、というのがこれからの時代でしょう。 ただ、確認しておかなければならない大切なことが、いくつがあると思います。 まず第一は、「全ての人の中に“霊性”の芽が必ずある」ということへの揺るぎない信頼です。この信頼があってこそ、“霊性”に目覚める無限の道が開けるのです。 そしてもう一つは、「この“霊性”の芽は、育まなければ開花しない」ということです。 “霊性”と“自我”は同じ力の裏と表です。人間に与えられた最大の特性です。 放っておけば「自分さえ幸せであればよい」という方向に向かう力です。 だからこそ、“育む”ことが必要なのです。 ただ、その為に簡単なマニュアルはないでしょう。 なぜなら、“霊性”は究極的には、ひとりひとりが、自分自身の力で、自分自身のやり方で開花させてゆくものだからです。 だとすれば、21世紀に生まれ育つ子どもたちのために、今の私たちに何ができるでしょうか。私は「地球交響曲」という映画を通して、世界の何人かの人々の生き方、考え方を提示し続けたいと思っています。 彼らの生き様が、子どもたちの“霊性”を育むのに役立つか否かはわかりません。 ただ、「子どもたちの中に必ず存在する、内なる”霊性”を激励する」という強い想いを持って、この映画を作り続けます。 必ずしも、直接子どもたちに語りかける、という手法はとりません。 なぜなら、子どもたちの“霊性”を育むのは、映画そのものではなく、子どもたちの日常に直接触れている大人たちの中の“霊性”であるからです。 このようなビジョンをもって、21世紀最初の「地球交響曲第4番」に 次の4人を提案します。 地球交響曲第四番 2001年 出 演 ジェームズ・ラブロック 名嘉 睦稔 ジェーン・グドール ジェリー・ロペス 声の出演 内田 稔(ジェームズ・ラブロック) 榊原良子(ジェーン・グドール) 時任三郎(ジェリー・ロペス) ナレーター=木内みどり、榎木孝明 監督=龍村 仁 |
◆予告篇 Copyright Jin Tatsumura Office 2008 |