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●オルドバイ渓谷へ−ジェーン・グドール編 |
1月21日記 昨日の内にゴンベからキゴマ村まで移動したのは大正解でした。もし、最初の予定通り今朝ゴンベを発っていれば、嵐と雨で、出発が不可能だったと思います。タンガニカ湖はまるで海です。一昨日の夜の大雨で、ゴンベ〜キゴマ間の村で土石流が発生し40名ほどの人が生き埋めになりました。乱伐のためです。ゴンベはジェーンの活動のおかげで密林が守られていますが、国立公園をはずれたとたんに無残なまでの乱伐で、その結果が土石流の発生です。ジェーンが植林運動を始めている理由がよくわかります。単にチンパンジーの保護のためだけではないのです。今日は、ジェーンが23才の時、初めて、ルイス・リーキー博士と共に発掘作業に関った人類発生の地オルドバイ渓谷に移動しました。ところが到着してみると撮影許可が届いてない。撮影できるのは今日一日だけ、しかもあと2時間程で国立公園の門は閉る。しかも日曜日なので首都ダラエスサラームのオフィスは閉っている。もうダメかと思いました。しかし、ジェーンが国立公園の最高責任者の自宅に電話してくれたところ、奇跡的に本人がいて、急拠撮影許可がおりました。ガイアの撮影はいつもこんな風にして進みます。 ![]() ![]() そういえば撮影の初日、キゴマからゴンベの移動の途中太陽に円い虹がかかっていました。そして今朝も又虹をみました。 ジェーンの撮影は今日で全て終りました。 ![]() |
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