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●遠い時を想う−ジェーン・グドール編 |
1月19日記 今日は今回のゴンベの撮影では最高の1日になりました。 朝7時半にピークと呼ばれる山の頂上に向って出発、天河神社の弥山登頂に匹敵する距離を一気に登るのですから、頂上に着いた時には、サウナに入った時のように汗だくでした。 ![]() ピークはブヨやアブが多く、とてもインタビューできる環境ではないとジェーンから聞いていたのですが、着いてみると雨上がりの涼しい風が吹き、日も差し始め、ジェーンの表情がみるみる美しくなり、素晴しいインタビューができました。人間には五感全部を開いて肌と肌を触れ合うような関係も必要ですが、時には遠くを見渡せる場所に立って、遠い場所、遠い時を思うこともとても大切です。ピークはジェーンにとってそんな遠くを思う場所であり、それが又、五感を敏感にさせるのだと思います。 ![]() 昼前に観察所に降りて来ました。ギンボという名の24才になるオスがひとり岩の上に座っていました。落着いている時のチンパンジーの姿は本当に哲学者のようです。彼を取り囲んで見つめている我々の方が、なんだか滑稽に思えてきます。 ![]() 午後は、ジェーンと子供達との交流、夕方にはキャンプファイヤーの前で、第4番の最後に来るであろうインタビューができました。主題はもちろん“希望”でした。 ![]() ![]() |
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