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龍村仁ライブラリー
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エッセイ
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05●祈 り |
”祈る”という心の営みが、どの様な仕組みで私達の心に生れるのか私は知りません。 ”祈る”という心の営みが、どの様な仕組みで世界を浄化するのかも私は知りません。 それでも私は祈っています。フト気付くと生活の全ての一瞬一瞬に祈っている様な気がするのです。まるで生きているということそれ自体が”祈り”である様にさえ思います。 ”生命即神”という言葉があります。 この、太陽系第三惑星地球(ガイア)のはかなくも美しいブルーの被膜の内側に息づく無限に多様なる生命。この多様なる全ての生命をつなぐものこそ”祈り”なのではないでしょうか。例えその仕組みが如何なるかを知らなくとも、人は祈ることができると思います。 生命そのものへの感謝こそ、”祈り”だからです。 BackCopyright Jin Tatsumura Office 2005 |