地球交響曲第九番

 
 

この宇宙に普く満ちている音は
森羅万象の創造に深く関わっている

なぜ、私たち人間は、これほどまでに音楽を作り、音楽に耳を傾けずにいられないのか。

30年前、この映画に「交響曲」と名をつけたのは、あらゆる楽器がそれぞれ独自の音を奏でながらシンフォニーを奏でるように、生命体である地球のシステムもまた、ともに美しく壮大な調和の音楽を創造する、ひとつの生命のシンフォニーを奏でているようなものだからだ。

今、私たち人間は、明らかに調和を乱す不協和音を奏でている。 調和を求める宇宙の「大いなる意志」によって私たちそのものは抹消されてしまうのか、それとも新たな調和の音楽を創造することができるのか、その選択は私たち自身に委ねられている。

今こそ、私たちは耳には聴こえない“音楽”を聴く“想像力”を取り戻さなくてはならない時だと感じるのだ。

映画監督 龍村仁

     

小林研一郎

1940年4月、福島県いわき市生まれ。21世紀の今に、ベートーヴェンの『第九』を振ってコバケンを越える指揮者はいないと評される世界的な指揮者。1974年の第一回ブダペスト国際指揮者コンクールで一位、特別賞受賞。ハンガリー国大十字功労勲章、旭日中綬章。その気迫と情熱で作品に宿る命を呼び覚ます演奏により、炎のコバケンとも評される。現在は日本フィルハーモニー交響楽団桂冠名誉指揮者。ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団桂冠指揮者。東京藝術大学名誉教授。2021年恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。

Steven Mithen

認知考古学者。レディング大学(英国)教授。スコットランド西部やヨルダン南部やヘブリディーズ諸島など、さらには先史時代から中世へと、広い範囲の遺跡について豊富な発掘調査の経験を積んだ考古学者。しだいに進化生物学と進化心理学へと活動の領域を広げ、人類の心の進化に焦点を当てる「認知考古学」のニューパイオニアとなった。

本庶佑

1942年、京都市出身。京都大学特別教授。医学博士、分子生物学者。2018年ノーベル生理学・医学賞を、米テキサス大学のジェームス・アリソン教授と共同受賞した。手術、化学療法、放射線療法という従来の癌治療法に加え、生体の持つ免疫機能を利用して癌を治療する「癌免疫療法」という新たな選択肢への道を拓いた。

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