9/24中澤さんの2回目の撮影@都内の工房
9月24日、中澤さんの2回目の撮影が都内の工房で行われました。
今回は、ストラディヴァリウスと肩を並べる名器、ガルネリの修復作業の撮影です。およそ280年前に制作されたものだそうです。
ふだん中澤さん、皆が寝静まった頃、静寂に包まれた中たった一人で作業をするそうです。
作業は、まず表板を剥がす所から始まります。
自ずと緊迫した空気がはりつめ、しばらくすると、ギィ、ギィと少しずつ少しずつ慎重に剥がされていく音がこだましてきました。
その音は、天河神社での神事の際、御扉が開かれる時に聞こえてくる音にどこか通じるものを感じさせるものでした。
その最中、中澤さんがポツリと言葉を発しました。
「あれ、前回修復した人が少し良くなかったようですね・・・」
ニカワで接着されているこの部分だけを見て、そう言ったのです。
その意味とは・・・
(つづく)