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ラインホルト・メスナー著「極限への挑戦者」発売!

地球交響曲第一番の出演者・ラインホルト・メスナーの新刊が発売されました。

タイトル:「極限への挑戦者」

著者:ラインホルト・メスナー / 翻訳: スラニー京子

出版社:東京新聞出版局

【内容紹介】(東京新聞サイトより) 

エベレスト無酸素単独登頂、8000m峰14座完登などで知られ、「超人」と異名をとる世界的な登山家R・メスナー。

全大陸の最高峰に立ち、ゴビ砂漠や北極、南極横断、雪男探索の冒険などを通してたどり着いた「自分の道」は、聖なる山々へ続いていた。

極限の挑戦者が自然環境と人間の生き方を考察。各国の山岳民族の支援、欧州議会議員として自然エネルギー導入にも尽力する。世界の頂点に立った登山家が、半生を振り返り、故郷の南チロルに山岳博物館を運営しながら農に生きる日々……。

人はいかに生きるべきか、その哲学、知られざるメスナー像があきらかになる。

 
<著者:ラインホルト・メスナー>

ドイツ語圏の南チロル出身のイタリア人。1980年にエベレストを単独無酸素登頂し、86年にヒマラヤ8000m峰14座に完全無酸素登頂を果たした。少人数でヒマラヤを登る「アルパイン・スタイル」を生み出した世界最強の登山家の一人。『生きた還った 8000m峰14座完登』など、邦訳された書籍だけでも13冊を数える。

<翻訳:スラニー京子>
 
翻訳家。ウイーン大学精神科学部卒の哲学修士。翻訳書に、『さあ、出発だ!16年かかったバイク一周』など多数。オーストリア・グラーツ在住。

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この本の翻訳者・スラニー京子さんから監督に宛てたメール(抜粋)をご本人の許可を得て掲載いたします。

この本を、日本で出版したいと意を決してから、出版するまでに、ものすごく時間がかかりました。

数年前、覚せい剤に手を出してしまった青少年たちの心理治療を行っているドイツの友人が、

「自分はクライマーではないけれど、メスナーの本からは学ぶことがたくさんある。自分で解決できないことがあると、よく彼の本を読む」

と話してくれたことがありました。

その友人のように一般社会で働く普通の人々に、もっとメスナーさんの経験を知ってもらえればと思ったのが、そのはじまりでした。

そして、訳者あとがきに、メスナーさんのお母さんのことを書いたのは、ガイアシンフォニーでインタビューを受けていたメスナーさんのお母さんが、とても印象的だったから、でした。

あのインタビューは、本当に素晴らしいですね。