9/13(土)第六番上映会:初登場「津波楽器によるカルテット」
於:明治神宮
9/13(土)の「第八番へのカウントダウン上映会」で初披露となる
“津波楽器によるカルテット”のリハーサルが、都内某所で行われました。
奏でるのは、東日本大震災の津波にさらわれた流木たちからつくられた、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロたち。
中澤宗幸さんの手で、瓦礫の中から一つ一つ集められた流木たちは、
かつて人々の営みを見守ってくれていた樹々や、
家の床柱や梁に使われていた木材です。
その全てに人々の大切な記憶や思い出が宿された樹々は、
楽器となって新たないのちを吹き込まれたのです。
それは、まだこの楽器たちが生まれたばかりのことです。
初めてヴィオラの音色を奏でたのが、皇太子殿下であり、
後にチェロが生まれた時、最初に手にとったのがヨーヨー・マだそうです。
生まれながらにそれぞれの宿命をもった、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。
リハーサルで初めてカルテットの音色に触れた時、
フッとなつかしい映像が脳裏をよぎりました。
コトバでは表すことのできない“時間=ハーモニー”が、そこには感じられたのです。
そんな津波楽器たちが今回初めて、明治神宮の杜で一堂に会するのです。
奏でるのは、中澤きみ子さん(ヴァイオリン)・須山暢大さん(ヴァイオリン)・
澤 和樹さん(ヴィオラ)・谷口賢記さん(チェロ)。
大切なご奉納と共に、「第八番」の扉を開く音色となっていくことでしょう。
是非、音を観て光を聴いてみて下さい!
( ラインプロデューサー: 西嶋 )
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