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 5/30(土) 静岡上映会 舞台挨拶 

 5月30日、静岡ではユニークな上映でスタート。

映画館はサールナートホール静岡シネ・ギャラリー。

外観が肥沃な土壌色で優しさと重厚さを感じました。

館長はホールの向いの臨済宗・宝泰寺のご住職です。

ホールに二つのテーマ「オリジナルな文化を芽生えさせる場」と

「生命を感ずる場」のために建設されたそうです。


 午前の部は映画館としての一般的な観客で
「第八番」上映終了後に監督トークでした。

話しは今まで20数年間、ガイアシンフォニーは制作中に様々な

シンクロニシティがあり、それらに助けられながらここまで来ましたが、

第八番は制作に入ると、ネガティヴなこと(スタッフの交通事故、

監督の第2腰椎圧迫骨折や自転車転倒など)が続き、苦しい制作過程と
なりました。

 しかし今回は完成してから不思議に楽しいシンクロニシティが

起き始めているのです。「苦あれば楽あり」でしょうか。



 4月のある朝、まだ人の気配がほとんどない神宮外苑の絵画館前の

銀杏並木を監督がいつもの自転車で走っていると、監督にカメラを

向けている二人連れ、横を抜けようとすると「監督!」と声をかけられ、

その二人連れは中澤宗幸・きみ子夫妻でした。

それぞれがまさかの出会いにおどろいた次第です。

暫くして、監督はいつもの理髪店へ。整髪してくれる職人さんは

ガイアシンフォニーをいつも観てくれている人で、

「先日、第八番を観てきたら、次の日に何と梅若玄祥さんが来店された
のですよ!」

玄祥さんに実は龍村仁監督の髪をいつも私が切っている
のですよ、と話すと

玄祥さんがびっくり。

お互いに10年以上もこの理髪店へ通っている間柄が判明しました。

今、監督はこれらが何か重要な意味を持っているのではないかと、

また第八番はまだまだこれからだ!と言う想いがあるようです。

私もこれから出会う全てのことを大切にし、

第八番の育ちを楽しみにしたいと思います。



さて午後は観客が入れ替わりますが、同じ場所でグループ「いのちの電話」の

みなさんが中心の上映会に様相は変わり、今度は上映前の監督舞台挨拶に。

「みなさん、ガイア出演者の中にも『いのちの電話』活動をしている人を

覚えていますか?」と投げかけられました。
みなさん、お分かりになりますか?

第二番のフランク・ドレイクさんです。

天文学・宇宙物理学の教授であるドレイクさんは毎日、

夜空の星を見つめながら、いろいろな想像を科学的に証明したり、

宇宙人にメッセージを送ったりしていらっしゃいますが、

それらは全て「私は、人の役に立ちたいのです。」の思いですから、

「いのちの電話」を担っていらっしゃるのも同じ思いなのでしょうね。

この二つの上映は直接的な関係はないかも知れませんが、

「なかよし」のあったかさを味あわせてもらいました。



ご住職が昼食の席を用意してくださり、同席された方が、

ガイアシンフォニー史上最大(3,000人)の上映会

(静岡大学・創立記念事業で第三番上映)を開催された

元・静岡大学副学長なのですが、「第八番」に大感激されており、

中澤きみ子さんの爪に残った黒い土の下りに涙した、と。

この話しで監督と大盛り上がりでした。が、急ぎ浜松へ移動です。



( 第八番 制作プロデューサー・恩田映三 )