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「地球交響曲第六番」を共に奏でる出演者 | |
ケリー・ヨスト Kelly Yost 春まだ浅い大草原の朝、 芽吹き始めた小さな草花の上に朝露が降り、 折しも昇り始めた陽光を浴びてキラキラと輝いている。 その朝露のひと滴(しずく)に目を寄せると、そこには眩いばかりの金色の光と共に、 あたりの大自然を映した小さな宇宙が淡い緑の光となって、 かすかに風に震えている。 光が音楽を奏で、音楽もまた光を発つことがわかる一瞬(ひととき)、 ケリー・ヨストのピアノは、そんな清冽な美しさに満ちている。 アメリカ、アイダホ州の小さな田舎町に生まれ育ち、幼い頃から大自然の山や川、森や湖との超越的な交感を何度も体験したケリー。 |
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撮影場所:アメリカ・アイダホ州 | |
ロジャー・ペイン Roger Payne もう60年も昔、ニューヨーク、マンハッタンの高層ビル街を、上ばかりみて歩くひとりの少年がいました。 チェロを弾くその少年は、時折、空を横切るカモメを鷹であると信じ、 いつか自分も鷹になってこの谷間を飛び出し大自然の中を羽ばたきたいと夢見ていました。 少年は長じて世界的な海洋生物学者となり、ザトウクジラが歌を唄うことを世界で初めて発見し、 その歌声を惑星探査機ボイジャーに乗せて、まだ見ぬ宇宙人に向けて送り出したのです。 全ての鯨達は、人間と同等の深く複雑なシワの刻まれた大きな脳を持っています。 <ロジャー・ペイン プロフィール> |
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撮影場所:アメリカ・バーモント州、マサチューセッツ州(ケープアン) |
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ラヴィ・シャンカール Ravi Shankar かつて、あるアメリカの生物学者がこんな実験をしました。 全く同じ条件で育てられる三本の同種の植物に、それぞれ、ロック音楽、バッハの室内楽、ラヴィ・シャンカールのシタール演奏を聴かせ、その成長ぶりを観察したのです。 結果は驚くべきものでした。ロックには背を向け、バッハへは蔓を伸ばした植物が、 ラヴィ・シャンカールの音には圧倒的な反応を示し、スピーカーに巻きついてしまったのです。 バイオリンの名手、故ユーディ・メニューインは、ラヴィ・シャンカールのことを「20世紀最大の楽聖」と評しました。ビートルズの故ジョージ・ハリソンは、シャンカールの音楽に触れて深く目覚め、一介の弟子となって一年間の修行生活を行いました。 <ラヴィ・シャンカール プロフィール> |
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(撮影場所:インド・ニューデリー) |
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