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【事務所だより】伊是名島・ウンナー(豊年祭)@勢理客(7/18)

2016年7月25日(月)「振り返り・ボイジャーと松金」

7月18日、監督は「第四番」出演者、名嘉睦稔さんと共に睦稔さん出身の伊是名(いぜな)島へ。

15年ぶりの島再訪の目的は「第四番」内でも出てきた旧暦六月の満月の夜に行われる豊年祭、勢理客祭(じっちゃくさい)への参加と、

2014年に新たに建立された睦稔さん制作の若き日の尚円王像に会うことでした。

伊是名で生れ、琉球第二尚氏王朝の始祖となった尚円王の即位前の「金丸」像は1995年、睦稔さんにより制作され、島のシンボルにもなっています。

今回の新しい銅像はその金丸時代より更に遡り、「北の松金(にしぬまちがに)」と呼ばれていた若き日の尚円王が恋人との逢瀬のあとの帰り路、愛馬と共に夜明けの坂道を下りながら振り返る姿です。

はからずも次回、7月26日の連続講座第四回「宇宙からの贈りもの」のキーワードも「振り返り」。

監督はその二つのキーワードが同じなのは偶然ではない、と感じたようです。

はるか彼方の大海原を指し示す「金丸」と愛しいものを振り返る「松金」

「彼は何を指し示し、振り返った松金は何を見たのか」

「これは地球の未来、生き物の未来への示唆がある」、

「松金」像の前で睦稔さんとずっとそういう話しをしていた監督、今回の伊是名への旅で何か大きなインスピレーションを受け、20年以上前の作品「宇宙からの贈りもの」への想いも新たになったようでした。

(S.I)